| 書 体 名 | 作成年代 | 特 長 書 体 見 本 |
| ４-１ 太ゴシック体 | 昭和７年 | 従来のゴシック体は、縦横の線がほぼ同一の太さの直線で機械的 に書かれている。石井氏のデザインは筆書きの柔らかさをとり入 れ縦横の線とも起筆・終筆部を太くし中間はやや細くし円弧を描 くようにデザインされていて人間的な温かみを醸し出している。 |
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| ４-２ 楷書 | 昭和７年 | 漢字の正体として正書、真書ともいう。印刷用として用いられる 書体の中で最も毛筆的な味を持ち、優美で柔らかさをそのまま文 字盤化した趣がある。 |
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| ４-３ 中明朝体 | 昭和８年 | 写真処理の際、横の線が飛びやすくなる為、横線を太くし起筆部 に打ち込みを加え力強さを出し、その分縦線を細めてある。築地 体に比べスマートで洗練された書体。 |
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| ４-４ ファンテール | 昭和12年 | ファンテール(孔雀鳩の尾)は名の通り斜めの線が扇形になってい るのが特徴。明朝体とは逆に、ヨコ線が太くタテ線が細くなって いる。 |
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| ４-５ 石井細明朝体 | 昭和26年 | 戦前の書体は太ゴシックにしろ中明朝体にしろ活字に比べれば細 いとはいえ、戦後の粗悪な印刷インキ、用紙、印刷技術では、ど うしてもつぶれてしまい当時のオフセット向きではなかった。そ こで線幅を細くして欲しいとの要望に加え、出版界の写植導入の 動きも加わり精魂傾けて完成された。 |
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| ４-６ 中丸ゴシック体 | 昭和31年 | ゴシックの起筆・終筆部に丸みを持たせネームプレート用として 作られていたがニュースなどに最適ということで報道関係のスー パーなどにも使われるようになった。 |
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| ４-７ 中教科書体 | 昭和33年 | 戦前制作された教科書体はあまり使用されず当用漢字が制定され ると漢字表にもとづく略字を採用し、筆の流れにそった草書的な かなからペン字のタッチを生かして横組みにも適した字体にした |
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